グラン・カナリア島
Gran Canaria
(上)グラン・カナリア島の衛星写真
(下)ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア
所在地 スペイン
所在海域大西洋
所属諸島カナリア諸島
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯27度58分 西経15度36分 / 北緯27.967度 西経15.600度 / 27.967; -15.600
グラン・カナリア島(西: Gran Canaria)は、北大西洋のカナリア諸島を構成する島。行政的にはスペインのカナリア諸島州に含まれる。島名は「犬の島」を意味する。 15世紀にスペイン人によって攻め落とされる前には、グアンチ人(スペイン語: Guanches)が住んでいた。どのような状況の下でグアンチ人が入植し、島を開拓して住んできたのかは完全に解明されていない。グアンチ人とはもともとテネリフェ島の原住民のみを指していたため、グラン・カナリア島の原住民はむしろ元カナリア人と呼ばれることが多い。洞窟内に石を用いて建てた円形の住宅に住んでいた。 島には数多くの犬が居たため、ラテン語の「インスラ・カナリア」(ラテン語: Insula Canaria、犬の島)が島名の由来であるとする説がある。しかし、アフリカの北東部に住むベルベル人の一民族であった「カナリイ」から派生したとする説のほうが有力である。 カスティーリャ地方の知事ペドロ・デ・ベラ 最高峰は1949mのピコ・デ・ラス・ニエベスである。島内にはカナリア・ビエラ・イ・クラビホ植物園があり、山、渓谷、崖および海岸の砂浜など多様な地形がある[1]。生物多様性は非常に高く、カナリアマツ
歴史
地理
何世紀にもわたって人間による森林破壊が行われたが[2]、20世紀以後には植林も行われている[3]。主に亜熱帯気候である。
中央部および南西部の陸域および周辺の海域は2005年にユネスコの生物圏保護区に指定された[1]。また、島中央部のリスコ・カイド(スペイン語版)一帯の山地の文化的景観は2019年にユネスコの世界遺産に登録された[4]。
行政区分行政区分グラン・カナリア島の旗
スペインに17ある自治州のひとつとしてカナリア諸島州が設けられており、スペインに50ある県のひとつとしてラス・パルマス県が設けられている。グラン・カナリア島はカナリア諸島州ラス・パルマス県の一部である。また、カナリア諸島の主要7島にはそれぞれ島庁(英語版)が設置されており、グラン・カナリア島にはグラン・カナリア島庁がある。